「上海グランド」自主上映会の趣旨

★目的

『大きなスクリーンでレスリー・チャンの映画を観たい!』

レスリー生誕50年の今年(2006年)、私たちファンの手で映画館にレスリーの姿を復活させよう。

★上映会開催を決めたいきさつ

90年代初めに沸き起こった香港映画ブーム。

今でも香港映画を愛するファンは多く存在しますが、世間一般では韓国映画などの人気に押されぎみで、香港映画になかなかスポットが当たらない状況です。

また、ここ数年、優れた香港映画の版権切れが相次いでおり、それを残念に思っているファンも多いはずです。

香港映画の黄金期を支えた俳優たちのなかでも、とくに、“香港の中国返還”という転換期に香港を愛し、ハリウッドに目を向けず、アジアを拠点とした活動を続けてきたのが、レスリー・チャンです。

決して自分のスタンスを崩さず、演じることに常に真摯な姿勢で取り組んできたレスリーは、亡くなった今でも香港映画界に燦然と輝き、アジアのみならず世界中のファンから支持され愛され続けているのです。

そのレスリー出演作も近年では版権切れとなった作品が増え、版権のある作品さえも、最近では東京や大阪などの大都市でのイベント上映や映画祭などでしか観ることができなくなってきました。

これは、とくに地方在住者にとっては、とても寂しいことです。

せめて版権のある作品だけでも、映画館で彼の出演作品を観てみたい・・・そう思うファンは多いのではないでしょうか。

レスリー・チャンの新作を観ることはもうできないけれど、今までの出演作を観ることによって、彼の魅力を感じることはまだまだできるのだから…。

しかし、映画館の事情もあり、私たちの希望が叶う可能性はとても低いのです。

ならば、自分たちの手で、自分たちの観たい作品を上映できないだろうか。

この気持ちを、シネマ・ヌーヴェルを所有する毎日興業様に打ち明けたところ、快く相談にのってくださり、上映会実施に向けて、ご指導、ご協力をいただけることになりました。

こうして、素人同然の私たちが、「ファン主催の自主上映会」という、夢のような企画をスタートさせることになったのです。

★シネマ・ヌーヴェル

2003年に山口県で唯一、レスリー・チャンの追悼上映が行われたのが、山口県周南市のテアトル徳山1でした。
↑ 2003年5月
レスリー・チャン追悼上映時の映画館ロビー

ここは、今回の会場であるシネマ・ヌーヴェルと同じ場所にあります。

シネマ・ヌーヴェルとテアトル徳山1は、現在は休館となっていますが、貸しホール・映画館として一般市民が利用できるようになっているのです。

そこで私たちは、追悼上映を行った縁もあることから、ぜひ、この地元映画館でレスリーの映画を上映できたらいいなと考えました。

また、最寄り駅(徳山駅)は新幹線の停車駅でもあり、遠方のファンの方にも来てもらいやすい環境です。駅から映画館まで徒歩5分! ほとんど雨に濡れることなく映画館まで行けるのも、便利な点のひとつです。





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