警視庁の金庫から1冊の手帳が盗まれた。犯人は、世界を股にかける怪盗ジミー(レスリー・チャン)。 手帳の持ち主は、日本のヤクザの首領・佐藤(加藤雅也)。 手帳と引換えに200万ドルを要求したジミーだが、取引先の沖縄に行ってみると、佐藤の情婦ジェニー(フェイ・ウォン)がその金を持ち逃げしたという。5日以内に支払わなければ手帳の中身を暴露するとジミーに脅された佐藤は、手下を使って必死にジェニーの行方を追っていた。 一方、休暇で沖縄を訪れた、香港警察の内勤警官ダット(レオン・カーファイ)と倦怠期にさしかかっている恋人サンディ(ジジ・ライ)、そしてサンディの親友クーキー(ステファニー・チェ)。那覇空港に降り立った3人の前に、佐藤の手下に追われるジェニーが現れる。ジェニーをかくまったダットは、新たな恋を感じ始めていた。 とりあえず佐藤から逃げられたジェニーは、ビーチカフェで働くことになった。そのカフェを訪れたジミーは、ジェニーに一目ぼれ。ジェニーもジミーに一目ぼれ? ダットはジミーが泥棒であることを見破り、なんとか自分の手柄にしたいと画策する。そこで、自分は世界的に有名な犯罪者であると偽ってジミーに近づき、ジミーの相棒ボー(ヴィンセント・コック)とともに、銀行襲撃の計画を立てる。 しかし、その銀行はジェニーが住む部屋の隣だったのだ。 銀行強盗計画を進めながらジェニーの心も自分のものにしたいダット。 そんなダットとジェニーの様子が気になってしょうがないジミー。 そのころ、ダットにまったく相手にされないサンディはクーキーと一緒に沖縄バカンスを過ごしていた。バーで日本人にかられまたところを佐藤に助けられ、佐藤とサンディはお互い気になる存在に・・・。 三角関係、五角関係ともつれる恋のバトルに、200万ドルの行方がからまって、大騒動になっていく・・・。 |