「上海グランド」
作品解説

アジアを代表するスター・・・レスリー・チャンとアンディ・ラウ、夢の共演!

台湾反日同盟の軍人ホイ・マンキョン(レスリー・チャン)と
将来租界のボスになることを夢見る若者ディン・リク(アンディ・ラウ)、
そして、ふたりの前に現われた女性ティンティン(ニン・チン)。

1930年代の上海を舞台に
友情、野望、そして愛がドラマティックに展開する
香港映画の名作です。


「上海グランド」は、80年代、チョウ・ユンファ主演で大ヒットしたTVドラマ「上海灘」の映画化である。

香港人なら誰でも知っているこの作品が、絶大な人気を誇る
レスリー・チャンアンディ・ラウの共演で映画化されるとあって、当時、大変な話題となった。

エグゼクティブ・プロデューサーは、ハリウッドにも進出し、徹底したエンターテイメント性で数々の作品をヒットさせてきた、
ツイ・ハーク
監督は、“実録もの”の第一人者、香港アクション映画界の寵児、
プーン・マンキッ

作品、スタッフ、キャスト・・・これらが最高の顔合わせによって、熱い男たちのドラマ「上海グランド」が生まれたのである。

この作品では、レスリーとアンディの男らしさ溢れる演技はもちろんのこと、もうひとつの見どころとも言えるのが、“ヒゲ”である。
レスリーの無精ヒゲ、アンディの口ヒゲ・・・と、それまであまりヒゲを生やすことのなかった二人がヒゲをつけて、いつもとは一味違う男っぽさを見せている。

クラシックな服装を身にまとい、野望と銃弾と陰謀が渦巻く魔都=上海で、熱く生きる男たちを、レスリーとアンディが、新たな魅力と共に演じている。

物語は、「プロローグ」のあと、「第一章 ディン・リク」、「第二章 ファン・ティンティン」、「第三章 ホイ・マンキョン」というように、三部構成になっている。
観客は最初、3人それぞれの物語を観ていると感じるだろうが、実は、これらはひとつのストーリーが3人それぞれの立場で描かれていて、運命のいたずらともいうべき3人の関係が、ストーリーが進むにつれて、ひとつずつ解き明かされていくという作りになっている。

また、俳優たちの体を張ったアクションシーンも見ものである。その迫力は、ぜひ映画館の大スクリーンで感じてもらいたい。

俳優といえば・・・友情出演として名前を連ねている
チョン・ウソンは、昨年日本で大ヒットした映画「私の頭の中の消しゴム」に主演した、韓国を代表するスターである。
デビューから3年目で出演した今作では、短い出番ながらもしっかりと印象に残る演技を見せている。
チョン・ウソン&韓国映画ファンの人にもぜひ観てもらいたい。

ドラマティックに展開するストーリーは、誰でも存分に楽しめるはず。

俳優目的で見るもヨシ、アクション映画として観るもヨシ、ストーリーのおもしろさで見るもヨシ・・・何度も観たくなる作品である。



主題歌「上海灘」 歌:アンディ・ラウ(劉徳華)
作曲:顧嘉輝、作詞:黄霑、編曲:丁志光
挿入歌「一個人睡」 歌:アンディ・ラウ(劉徳華)
作曲:黄凱芹、作詞:黄凱芹、編曲:趙増熹


★作品データ
タイトル 「上海グランド」
(原題・・・「新上海灘」)
劇場公開 香港公開・・・1996年7月13日
日本公開・・・1998年4月18日
上映時間 1時間37分
製作 永盛娯楽製作有限公司
電影工作室
提供 東光徳間、ポニーキャニオン、ツイン
配給 東光徳間、ツイン






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